
三井化学専用線は、福岡県大牟田市の三井化学大牟田工場で使用されていた専用鉄道。もとは広大な路線網を持った三池炭鉱専用鉄道の一部で、炭鉱閉山後も原材料輸送のため最後まで残されていた。
末期には1917年製の20t電気機関車や1937年製の45t電気機関車など、古い「炭鉱電車」が現役で活躍。国道208号を横切る旭町1号踏切では、踏切警手が昇開式遮断機を手動で操作する、昔ながらの光景も残っていた。
100年以上続いた鉄道輸送も2020年5月で終了。古典電機だけでなく、踏切警手を含めた専用鉄道の風景を最後まで残していた、国内でも特に印象深い路線だった。
