
ML521形は、えちぜん鉄道で使用された除雪用の電気機関車。
前身の京福電気鉄道が1949年に日立製作所で製造したテキ521・522を、えちぜん鉄道の発足後に改称した車両である。
当初は貨物列車の牽引に使用されたが、貨物輸送の廃止後は大型のラッセル装置を取り付け、2両1組で勝山永平寺線や三国芦原線の除雪を担当。
冬季には線路上の雪を押し分け、福井の鉄道輸送を支えてきた。
製造から70年以上にわたり使用されたが、新型除雪車への置き換えに伴い、2024年に引退。
戦後間もない時期に製造された電気機関車が、晩年まで現役の除雪車として残った貴重な車両である。
