
阪神201・202形は、阪神電気鉄道が保有していた工事用の電動貨車。
旧型の事業用車両を置き換えるため、1986年に武庫川車両工業で製造された。
車体の大部分を無蓋の荷台とし、枕木や砕石などの資材運搬や、工事で発生した廃材の回収に使用。
202形には荷物を積み降ろすための電動クレーンも備えられていた。
通常は201と202の2両編成を組み、終電後から始発までの深夜に阪神本線などを走行。
尼崎車庫を拠点に、約38年間にわたって線路の保守作業を支えた。
老朽化に伴い2024年に引退し、同年12月に廃車搬出された。
これにより、関西の大手私鉄から現役の電動貨車が姿を消した。
